水辺の事故で人命を守れ!<br>佐野市消防本部などが水難救助訓練を実施

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水辺の事故で人命を守れ!
佐野市消防本部などが水難救助訓練を実施

令和5年8月18日、佐野市消防本部は、館林地区消防組合消防本部および足利市消防本部と合同で水難救助訓練を実施した。

写真◎編集部

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令和5年8月18日、佐野市消防本部では、同市の南部に位置し栃木県と群馬県の県境を流れる渡良瀬川流域において、群馬県館林地区消防組合消防本部と栃木県足利市消防本部と合同で「令和5年度 3消防本部合同水難救助訓練」を総員88名で実施した。

本合同訓練は、令和元年度から毎年、3つの消防本部が持ち回りで実施しており、水難救助技術および近隣消防本部との連携強化を図り、実災害において安全管理が徹底された組織的で円滑な活動体制を構築していくことを目的としている。

訓練想定は、渡良瀬川でボートの練習をしていた佐野高校ボート部および東高校ボート部の学生が溺れかけている要救助者を発見し、119番通報したもの。災害通報を受信した佐野市消防本部は、佐野市船津川町渡良瀬川左岸河川敷に現場指揮本部を設置するが、要救助者が複数かつ検索範囲が広範囲におよぶことから近隣消防本部および栃木県消防防災航空隊に応援要請をした。

水難救助訓練
渡良瀬川でボートの練習をしていた学生たちが溺れかけている要救助者を発見する。
水難救助訓練
学生たちが協力して要救助者の救助活動にあたり、川岸へとボートを寄せていく。
水難救助訓練
学生たちは要救助者を陸へ上げて応急救護を実施、119番通報をする。
消防車
通報を受けて佐野市消防本部東消防署に配置する特別救助隊が水難救助隊を編成し、水難救助資機材を搭載した支援車Ⅰ型(佐野支援1)で現場に到着する。
消防車
ゴムボートと船外機を積載した支援車Ⅱ型(佐野支援2)。
救急車
高規格救急車(佐野救急3)。
消防車
指揮車(佐野指揮1)が最後尾で到着。

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