マンパワーが足りなければ、ウインチを活用すればいい!<br>杵藤消防式 【ロープウインチ活用】引揚救助活動法

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マンパワーが足りなければ、ウインチを活用すればいい!
杵藤消防式 【ロープウインチ活用】引揚救助活動法

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【訓練想定】

崖下に倒れている要救助者1名を発見。下からのアクセスは不能のため、都市型救助資機材とロープウインチを使って崖上からの引き揚げ救助活動を試みる。訓練は特別救助隊員4名で実施。

杵藤消防式 【ロープウインチ活用】引揚救助活動法
現着と同時に降下隊員2名は各々のメインロープ(黒・黄)、隊員1名はロープウインチ用ロープ(白)をビレイロープとして支点に取り付ける。隊員投入後は白ロープをメインに切り替えるので、後での切り替えを考慮して支点作成を行う。
隊員2名が順に降下。要救助者までの正確な高さが不明なため、降下隊員はロープバッグを背負い降下する。
杵藤消防式 【ロープウインチ活用】引揚救助活動法
この間に崖下では隊員2名が要救助者の観察を行い、バスケットへの縛着を行う。
杵藤消防式 【ロープウインチ活用】引揚救助活動法
ウインチ操作隊員はベルトスリングで強固な支点を取り、ウインチを水平に固定するため後部支点を介してメインロープをドラム部に巻き込む。
杵藤消防式 【ロープウインチ活用】引揚救助活動法
引き揚げる際は4巻き。
杵藤消防式 【ロープウインチ活用】引揚救助活動法
要救助者側の準備が整い、ウインチを稼働させると要救助者を収容したバスケットと隊員が引き揚げられてくる。隊長はビレイロープを引き込むが、ウインチ側隊員はロープをさばくだけ。摩擦があるため隊員がロープを引っ張る必要はない。
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要救助者を救急隊等に引き継いだ後、再度メインロープを降ろし、ウインチを稼働させる。先に上がってきた隊員がビレイを引き込み2人目の隊員も引き揚げて救助完了。

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降下する際にもウインチが使える!

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