燃え抜け防止と気密構造のコツを徹底解説!<br>煙と炎をコントロールできるFCB作成法

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燃え抜け防止と気密構造のコツを徹底解説!
煙と炎をコントロールできるFCB作成法

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①外枠は上部と下部の板材で側面の板材を挟む形で固定する。ホームセンターで前面パネルと背面パネルの加工をお願いするときは、板の厚みを考慮した天地の長さを伝える必要がある。

②最初は上部と下部の角のみ、合計8カ所を細ビスで固定する。中の間仕切り板がもしもたわんでいた場合に、取りつけやすくするため、最終的な固定は最後に行う。

外枠と背面の板を取りつけた状態。背面パネルも最初は4カ所の角の部分のみの固定にとどめる。

間仕切りの加工・取りつけ

③間仕切り板を取りつける場所を採寸する。

④間仕切り板の開口部も採寸して切断箇所を記入する。切断箇所に割印のような記号を記入しておくと、くりぬいた後にはめ込む際に間違えずに済む。

⑤間仕切り板の開口部の作成は電動丸ノコで行う。

⑥電動丸ノコで切れ込みを入れた後は、のこぎりで細かい部分までの切断を行う。

⑦間仕切り板は、縦の板を取りつけてから横の板を取りつける。細ビスの打ち込みは、天地の両端の4カ所の最低限にとどめておく。

⑧上下を分ける間仕切り板は、A室とD室のものから取りつける。

⑨B室とC室をわける間仕切り板は、中央の部分が細ビスで直接固定できないため、上下を端材で固定してはめ込む。

4室に区切る間仕切り板を取りつけた状態

FCB(ファイヤー・コントロール・ボックス)の作成方法についての続きはJレスキュー2024年7月号をチェック!

FCB(ファイヤー・コントロール・ボックス)を活用した火災性状の再現やドアコントロールのテストは、消火戦術の理解促進や屋内進入の危険性の周知のみならず、火災原因調査の学習にも役立つ。Jレスキュー2024年7月号では、このFCBの作成方法を掲載。ここでは、その一部をご紹介しよう。

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