日本財団VTCに新設備!<br>「家屋訓練棟」で瓦屋根応急処置講習を実施

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日本財団VTCに新設備!
「家屋訓練棟」で瓦屋根応急処置講習を実施

日本財団ボランティアセンターは、茨城県つくば市にある日本財団災害ボランティアトレーニングセンター(VTC)に家屋訓練棟を新設し、屋根応急処置の研修を実施した。

写真◎編集部

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被災家屋ボランティア活動の訓練が可能に

公益財団法人日本財団ボランティアセンターは、茨城県つくば市の日本財団災害「ボランティアトレーニングセンター(VTC)」に家屋訓練棟を新設し、2025年10月31日に「災害ボランティア研修 上級編(屋根応急処置)」を実施した。

当日は2名の消防士を含む8名が参加。被災した瓦屋根の住家でブルーシートを展張して応急処置を行うための研修が行われた。

午前中は座学で、自然災害と屋根被害について、瓦屋根の木造住宅の構造や特徴、屋根上で活動する際の注意点と安全対策などの解説と説明が行われた。

午後からは、ハーネスやロープなどの高所作業資機材の使い方を学ぶ実技を実施。家屋訓練棟を使用して屋根上での高所作業を行う際の「バディシステム」での安全確保などの実技も行われた。その後、研修の講師・インストラクターたちによる、冠瓦とのし瓦(棟部分)のブルーシート展張が披露された。

日本財団VTC瓦屋根応急処置講習
実技講習で講師を務めた、特定非営利活動法人「災害救援レスキューアシスト」の川島浩義氏。
日本財団VTC瓦屋根応急処置講習
屋根上での作業実技の前に、三脚を使用してバディシステムによる安全確保を確認する。
日本財団VTC瓦屋根応急処置講習
バディシステムで実際にどの動きが危険でどの動きが安全なのか、受講者が支持側になり、手前の受講者が動きを確認する。
日本財団VTC瓦屋根応急処置講習
実際に瓦屋根上でバディシステムによる動きを確認。
日本財団VTC瓦屋根応急処置講習
講師・インストラクターらが冠瓦とのし瓦(棟部分)のブルーシート展張を披露。
日本財団VTC瓦屋根応急処置講習
最後に参加者と講師で記念撮影。

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