
Report
選抜隊が集結しPA連携の活動技術を審査
東京消防庁 第八消防方面本部



計時開始から3分後、救急隊が現着。救急隊長と1番員が救急資器材を持って201号室へ急ぎ、機関員はサブストレッチャーまたは布担架を持ちつつメーンストレッチャーを階段下まで曳行し、そこからはサブストレッチャーだけを持って屋外階段を201号室へと昇る。救急隊長は第1小隊長または第2小隊長から経過報告を受けつつ、心電図の波形も含めて傷病者を容態観察。直ちに計2回目の除細動を実施。

計時開始から5分30秒後、心電図の波形はVFからPEA(無脈性電気活動)に変化するも、脈拍は触知できないまま。そこで、電話による指令室の指導医の指示により、救急救命士による特定行為である気道確保、静脈路確保、薬剤投与などが資格に合わせて実施され、状況に応じて2度目の薬剤投与も行われる。
計時開始から約15分、指令室から搬送先の医療機関が通知される頃、傷病者をサブストレッチャーまたは布担架に収容し搬送開始。心電図を繋ぎ、薬剤投与を続行しつつ、計7名の隊員によって担架に乗った傷病者は屋外階段を1階へ。ここで傷病者はメーンストレッチャーへと移される。救急隊が行っている場合もあるので胸骨圧迫は依然として続行されているが、この段階で多くの隊でCCF(CPR全体時間のうちの胸骨圧迫時間の割合)が60%を超えていて、心電図はAF(心房細動)に変化。傷病者は回復の徴候を見せる。
計時開始から20分前後、傷病者は救急車内収容。そして、救命士報告(回復に至らなかった場合は現場報告)、現発の両方が完了した時点で想定終了となる。


次のページ:
救急救命士による薬剤投与。搬送開始。