今回の事例研究発表では、特に人材育成や訓練環境の整備、映像を活用した効果的な訓練方法に焦点を当て、現代消防の課題である若手職員への教育を「共育」として進める重要性について多くの発表者が言及していたことが非常に印象的だった。
中でも、つくば市消防本部の早川亮氏が「ドア開放による救助人材育成について」について行った気迫あふれる研究発表は、聴講していた消防職員たちの心を強く揺さぶったのではないかと思われる。
聴講していた編集部員も、消防の未来への真剣な取り組みと変化への訴えを強く感じ取った。
この研究発表の内容は、全国から来場した消防職員が職場に持ち帰り、共有されることだろう。