新製品が目白押し!<br>危機管理産業展2022 開催

Report

新製品が目白押し!
危機管理産業展2022 開催

来場者数も増加
出展者の熱を感じるプロモーション

写真・文◎編集部

Twitter Facebook LINE

10月5日から7日の3日間、東京ビッグサイト西1・2ホールにて「危機管理産業展(RISCON)2022」、「テロ対策特殊装備展(SEECAT)’22」が同時開催された。

このイベントは、あらゆるリスクに対処する国内最大級の危機管理総合トレードショーで、自然災害に備える防災、あらゆるリスクを考える犯罪・事故から守るセキュリティーと、BCP・事業リスク対策など、まさにあらゆるシーンでの『危機管理』をテーマに、国内外のさまざまな事業者が300社以上(共同出展含む)ブースを並べた。

3日間の来場者数は、新型コロナウイルス感染症拡大の落ち着きを取り戻したこともあり、14,287名(速報値・テロ対策特殊装備展(SEECAT)の来場者数を含む)で、昨年よりも約2,500名近く来場者数が増加し賑わいを見せた。

そこで今回は、Jレスキュー編集部が会場の様子をレポートしよう!

ボート
アキレスの救命ボート「レスキューボート LCT400」。車いすやストレッチャーでもそのまま乗船可能。船形をカタマラン構造(双胴船のこと。船体を左右に分割して中央部を広くとれることが特徴)にして、船首から乗り降りをしやすくしたボート。
ボート
水難救助用資機材として消防にも導入されているSEABOBの「SEABOB F5」。4つのボタンと1つのトリガーだけで簡単に操作が可能。あらゆる水面での使用に適しており、海でも活用できる。
バイク
サポートマーケティングサービスが取り扱っている水陸両用車「ARGO」(写真左側)。狭い路地でも走行可能で、迅速な初期消火を可能にしたバイク「HIKESHI mini」(写真右側)。ガソリン仕様とEV仕様がある。
重松
シゲマツのプレッシャデマンド形空気呼吸器、自動陽圧切換型「ライフゼム X-1」。シールドの全面が広視野で、耐衝撃性・耐炎性を強化している。
トーハツ
トーハツの多機能型積載車(ワンボックスII型)。車内はスライドで引き出せるラック・収納スペースにより、消防用品各種を機能的に配置収納している。
トーハツ
小型動力ポンプはゲートにより積み下ろしが可能。
トーハツ
トーハツの「フローティングストレーナー S」。水害時の排水、蓄積物が多い浅い水源からも吸水が可能。最低水深5cmの浅い水利でも使用でき、農業用水路のU字溝に対応した全幅。ストレーナ部には、異物を吸い込み難いメッシュを採用している。
カメラ
桜護謨の画像探索機「ファーストルック360」。画像探査機初の360度ライブストリーミング型の救助用カメラで、専用アプリを搭載し、大型タブレット型ディスプレイを採用している。また、マイク、スピーカーを内蔵し、検索時に呼びかけも行える。
スピーカー
エジソンハードウェアが製造販売している非常用多言語拡声装置「Mega Speak」。Wi-Fi・電話回線、100Vも必要とせず、災害時にライフラインが遮断されても誘導放送が可能。メッセージの収録、基本言語は、日本語、英語、中国語、韓国語の4カ国語。特注言語にも対応でき、手袋をはめたままでも液晶パネルの操作が可能となっている。
電源車
東京電機の移動電源車「TTNP-12」。車両自体は災害地での走破性を向上させるために車高をリフトアップしており、荷台の発電装置は取り外し式が可能で、他の用途でも使用できる(電源車区分とせず、積載物扱いの範囲内で多用途に対応可能)。消防士たちの自主勉強組織にもデモンストレーションとして参加している。
ドローン
大型ドローンから小型ドローン、防犯対策用ドローンなどが数多く紹介されていた。

展示車両

陸上自衛隊
陸上自衛隊中央即応連隊からは輸送防護車(MRAP)が展示され注目されていた。
法務省
展示車両の中で、もっとも注目を浴びていたのが法務省矯正局の特別機動警備隊指揮官車。令和3年度に調達されたもので、全国の矯正施設において非常事態が発生した際には、迅速に現場に赴く必要があるため、緊急車両としての機能を備えている。ベースシャーシはマツダCX-8。
防火衣
矯正施設内で火災が発生した場合には、施錠の解除が認められた職員が消防隊と共に活動するため、防火衣や個人装備品も準備されている。
救急車
8月6日に東京消防庁へ三鷹市内在住の方から寄付された応急救護普及車が運用開始後初参加した。従前車両のマイクロバス型より車体が小型化、AT車を採用したことで活動の幅が広がり、今後は多くの訓練やイベントに参加する予定。運用は東京消防庁救急部救急指導課で、大手町本部庁舎に配置されている。
救急車
東京消防庁池袋消防署へ配置されているEV救急車。デイタイム救急隊が運用している。
消防車
東京消防庁矢口消防署の消防ポンプ自動車が展示されていた。
来場者数も増加 出展者の熱を感じるプロモーション
写真・文◎編集部

Ranking ランキング