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最強の重機部隊を目指して!熱き訓練の一日
神奈川県内消防重機部隊
2025年(令和7年)7月18日、神奈川県消防学校で開催された「第53回消防救助技術関東地区指導会」にて、神奈川県内の消防本部(局)が保有する重機車両の展示と合同訓練が行われた。
写真◎編集部
2025年(令和7年)7月18日、神奈川県消防学校にて開催された「第53回消防救助技術関東地区指導会」にあわせ、神奈川県内の重機部隊が横浜市消防局、川崎市消防局、相模原市消防局、横須賀市消防局、厚木市消防本部から集結。各消防局(本部)が誇る消防重機が一堂に会し、その性能や装備が展示された。


午後からは災害救助訓練場にて、各機関が連携しながらの重機訓練を実施。能登半島地震での出動経験をふまえ、災害現場での重機運用における注意点や工夫、車種ごとの特徴などを各隊が持ち寄り、現場に即した情報を共有した。
訓練では、土砂の排除など実戦的な活動にも取り組み、重機による迅速かつ安全な救助活動を追求する姿勢が随所に見えた。
異なる装備や考え方が交差する中で、それらを一つにまとめ、より強く、より実効性のある部隊をつくりあげていく。重機部隊を担う隊員たちの間には、「日本で一番最強の重機部隊を神奈川からつくりあげたい」という強い志があった。“オール神奈川”として、今後も定期的な合同訓練を重ね、技術を磨き、意思をつなぐ。隊員たちのまなざしには、災害現場の“最後の砦”としての責任と、確かな誇りが宿っていた。




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神奈川県内重機部隊車両を紹介