警視庁「災害警備総合訓練2025」<br>道路陥没事故やロープ救出も想定!

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警視庁「災害警備総合訓練2025」
道路陥没事故やロープ救出も想定!

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【想定3】浸水と河川氾濫対応

第3想定では、マンホールから水が噴出し、マンホール噴出防止法で水をコントロールするとともに、江戸川を河川氾濫現場に見立て、多数要救助者の救出から病院の医療チームによるトリアージ、重症者の救急搬送が一連の流れで行われた。

また、水難者救助ポールや水陸両用車、水上バイク、警備艇、消防艇が連携し、多数の要救助者を迅速に救出。さらに航空隊「おおとり3号」からは潜水士が直接水面へ飛び込み、ヘリによる吊り上げ救助も展開された。

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浸水地区における救出救助訓練現場では、まず水陸両用車が臨場し現場偵察を実施。
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マンホールからの水噴出現場では、実際に水を出してコントロールする訓練想定となっていた。第七機動隊がマンホール噴出防止法を設定して水をコントロールする。
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河川氾濫現場から水難者救助ポールを使用して要救助者を救助する。水難者救助ポールは警視庁の訓練初登場となる。
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河川氾濫現場では要救助者多数のため、救助された傷者のトリアージを実施。3カ所の病院から駆けつけた医療チームがトリアージを行い、東京消防庁救急隊、陸上自衛隊衛生隊が医療機関へと迅速に搬送する。トリアージの対象となる要救護者たちは、傷や穿通性異物など現実に近いムラージュがされており、医療との連携において負傷の状況をビブスやカードに記載して対応するのみでなく、より現実的な対応をする訓練想定となっていた。
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浸水家屋に取り残された要救助者を機動隊がゴムボートで救出していく。機動隊による統率された圧倒的な人海戦術が迅速な搬送を可能にする。
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河川氾濫現場では水上バイクが水面で助けを求める要救助者を後方のライフボードへと救出。
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東京湾岸警察署所属の警備艇「わかちどり」と東京消防庁臨港消防署所属の消防艇「しぶき」が水上の要救助者を救出する。
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要救助者救出のため低空まで進入した航空隊「おおとり3号」(AW139/JA13MP)の左右のキャビンドアから2名の潜水士が水上に飛び込む。

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約600人が連携、車両60台、警備犬・警察犬等が参加

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