関東大震災から100年<br>国土交通省が首都直下地震防災訓練を実施!

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関東大震災から100年
国土交通省が首都直下地震防災訓練を実施!

国土交通省関東地方整備局は、災害発生時の円滑な行動を目指して、令和5年8月3日「令和5年度 首都直下地震防災訓練」を実施した。

写真◎編集部

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国土交通省関東地方整備局は、令和5年8月3日、神奈川県川崎市東扇島東公園内にある東扇島地区基幹的広域防災拠点で「令和5年度 首都直下地震防災訓練」を実施した。

同訓練は毎年11月に開催されているが、今年は関東大震災から100年目となる節目の年であることから、同震災が発生した9月1日より前に開催日を早めた。

「東扇島地区基幹的広域防災拠点」は、災害時に緊急支援物資の輸送拠点となるとともに、広域支援部隊の活動拠点となる重要な施設となる。

訓練には、関東地方整備局をはじめとする約20機関が参加し、首都直下地震発生時に円滑な災害対応を目的として、実働による被災状況調査、緊急確保航路啓開、緊急支援物資の海上輸送等を実施した。

川崎市消防局臨港消防署からは特別高度救助隊が参加し、川崎DMATと連携を図りながら地震によって道路に埋没した車両から救出救助訓練を行った。

防災訓練
川崎市消防局臨港消防署の特別高度救助隊が、地震により埋没した車両を救助工作車のクレーンを使用して安定化を図る。車内には要救助者が取り残されており、自力での脱出が不能。
防災訓練
救助活動中の車両からの出火に備えて、川崎市消防局臨港消防署浮島出張所の消防隊が待機する。
防災訓練
川崎DMATが現場に到着。医師が要救助者の観察にあたる。
防災訓練
油圧救助機具を使用し車両のドアの開放を開始する。
防災訓練
特別高度救助隊が開放された車内から要救助者をバックボードに移し救出する。
防災訓練
川崎DMATと消防隊が連携しながら、救出された傷病者を救急車へと搬送する。
防災訓練
道路啓開訓練では、隊員がJAFのレッカー車を使用して埋没車両の排除活動を迅速に行う。

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さらに訓練の様子と参加車両を紹介!

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