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JR新白河駅で多数傷病者対応訓練を実施!
10時に訓練がスタートすると、傷病者役の看護士研修生たちも緊張している様子だ。消防隊員と医師、看護師、警察などが協力し合ってトリアージを開始。各人の重症度を記載するトリアージタグへの記載を行っていくシーンでは緊張感も高まる。救急指揮所では情報を収集して傷病者一覧表を作成して一人も残さず救出していく。そしてトリアージが終わり、搬送へと移った。今回は臨時ヘリポートに近い高原口が使用され、こちらに現場指揮本部を置き、救急車が待機、臨時ヘリポートまで搬送した。
臨時ヘリポートでは11時20分ごろに救急車からドクターヘリ、そして防災ヘリによる傷病者の受け渡し訓練が行われた。普段は使用しない臨時ヘリポートでの離着陸訓練は貴重な体験に違いない。また地上支援者は、機種によるダウンウオッシュの強さの違いも体感しながらの離着陸対応、これもまた良い経験になるだろう。防災ヘリによる重症者の搬送が終了すると、訓練は終了となった。終了後、岐路につく看護研修生に感想を伺うと「授業で習ったことを実際に体験できてとても良い経験になりました」と話してくれた。また集まった取材陣の中に地元NHKのカメラマンも映像取材を行っていたが、この人、地元での様々なボランティア活動を経てNHKに入社した、と聞いてびっくり! 地元関係者からの信頼も厚く、彼の丁寧な取材撮影ぶりにも関心したしだい。安全で安心できる福島県の構築を作るスタッフの円陣の中にまた多くの人が入って来たように感じる訓練だった。