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11消防機関が不撓不屈で全力救助!
令和6年度群馬県緊急消防援助隊合同訓練
2024年(令和6年)10月23日~24日の2日間、群馬県桐生市内において「令和6年度群馬県緊急消防援助隊合同訓練」が実施された。
写真◎編集部
オール群馬で大規模災害に対応する
不撓不屈の全力救助
2024年(令和6年)10月23日~24日の2日間、群馬県桐生市広沢町にある明盛宏産株式会社内において「令和6年度群馬県緊急消防援助隊合同訓練」が行われた。本訓練には、群馬県内11消防本部(局)と群馬県防災航空隊あわせて計31隊113名が参加した。
訓練は「令和6年能登半島地震」での緊急消防援助隊群馬県大隊として出動経験を生かし、より群馬県大隊としての災害対応能力を向上させるため、実災害に近い環境で訓練会場が設定されている。
訓練想定は、令和6年10月23日(水)8時00分、A県東部を震源とするマグニチュード7.0の地震が発生。A県K市においては、震度6強を観測した。この地震により、A県内では、建物の倒壊、火災、土砂災害、道路破損が発生し、県内各所で甚大な被害がとなっていることから、A県知事は消防庁長官に対して「緊急消防援助隊」の出動を要請した。
群馬県大隊の活動は、A県K市M地区の山間部を通る県道68号上で発生した土砂崩れ現場での活動が決まる。土砂内には車両数台と車内に取り残された要救助者がいる模様であるとの情報を得る。また、土砂崩れ現場までは、道路破損により消防車両での進入は不可能と判断。必要資機材は、徒手または不整地対応車両にて搬送して救助活動行うことと判断した。
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土砂崩れ現場での救出救助活動が開始される!