倒壊した日本式家屋から救命するための訓練を実施 <br>―減災ソリューションズ―

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倒壊した日本式家屋から救命するための訓練を実施
―減災ソリューションズ―

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より狭隘な座屈建物内での救助訓練

減災ソリューションズ 木造建物からの救出訓練
小屋根上からの救助訓練の横に設定された、1階座屈部分から2階への救助訓練。座屈した1階部分に要救助者が1名いる模様。2階部分が座屈で斜めになっており、小屋根側よりも1階部分の高さが低くなっている。最も低い部分で1階床と1階天井までの高さが50cm程度。要救助者は1階部分で倒れている冷蔵庫の横にいる。
減災ソリューションズ 木造建物からの救出訓練
1階部分で挟圧状態になっている要救助者。
減災ソリューションズ 木造建物からの救出訓練
訓練開始。建物を評価したところ、2階部分へ窓から安全に進入できることが判明。2階の畳をはがし、進入口の作成に取りかかる。
減災ソリューションズ 木造建物からの救出訓練
2階床にサーチングホールを作成したところ、下に1階の天井部分があり、要救助者は直下にいないことが判明。充電式丸ノコで進入口を作成する。
減災ソリューションズ 木造建物からの救出訓練
1階天井部分にサーチングホールを作成したところ、要救助者の体の一部が直下にあることが判明。充電式マルチツールを使用して、刃の部分が深く入り込まないように慎重に天井板を切断していく。
減災ソリューションズ 木造建物からの救出訓練
根太部分はハンドソーで慎重に切断する。
減災ソリューションズ 木造建物からの救出訓練
1階天井部分に進入口を作成。要救助者の容態を確認する。
減災ソリューションズ 木造建物からの救出訓練
要救助者を毛布で保温し、1階部分に進入した隊員が狭隘な1回内部を移動して救助方針を検討する。
減災ソリューションズ 木造建物からの救出訓練
要救助者を狭圧している梁にパンタグラフジャッキを設定して挟圧解除時に建物が崩壊しないように安定化を図る。
減災ソリューションズ 木造建物からの救出訓練
充電式ハンドソーで要救助者の側部の床を切断し、挟圧解除を図る。
減災ソリューションズ 木造建物からの救出訓練
要救助者の周囲3方向(両側と頭部側)の床板を切断し、挟圧解除に成功。梁と要救助者の右肩のあいだに隙間が生じている。この訓練はここで制限時間になり、打ち切りとなった。
減災ソリューションズ 木造建物からの救出訓練
4月20日の訓練に参加した参加者と運営スタッフ全員で記念撮影。

この訓練の挟圧解除手法を解説した記事を
Jレスキュー2025年5月号に掲載中!

株式会社減災ソリューションズは4月19日と20日の2日間、千葉県船橋市の日本大学船橋キャンパスで木造建物からの救出訓練を実施した。
写真◎編集部

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