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江ノ電が列車とハイブリッド車の事故想定訓練を実施
鎌倉市消防本部が参加
ハイブリッド車の運転者の救助を開始
列車内の乗客避難と時を同じくして、消防も現場へ到着。現地対策本部で情報共有を行い、ハイブリッド車へ閉じ込められた運転者の救助が開始された。ポンプ車は火災発生に対応するため放水準備を整え、特別救助隊は感電対策を配慮した装備で車へ近づき、移動防止用の輪止めを前輪へ設置した。
ハイブリッド車には「サービスプラグ」と呼ばれる駆動用高電圧バッテリーからの電気回路を遮断するスイッチが取り付けられている。救助作業にあたり、このスイッチを切ることが感電対策として最重要となる。今回の事故車は後部のラゲッジスペース下にサービスプラグがあることが判明。油圧スプレッダーとカッターを使用してリアハッチが開かれ、サービスプラグが遮断された。
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救助後の活動も連動した訓練