News

スタートアップが革新的な救助訓練用設備を開発!
菊陽町消防団が訓練で活用

熊本県菊陽町で10月6日、菊陽町消防団とDMATが連携した救出・救助訓練が行われた。

写真◎株式会社減災ソリューションズ提供

Twitter Facebook LINE
菊陽町消防団救出・救助訓練

実災害に近い環境で救出・救助訓練

新たな訓練用設備で減災を目指すべく、2024年5月に設立された株式会社減災ソリューションズは、大規模地震が国内で発生した場合に起こり得る木造倒壊現場、RC/S造崩壊現場の状況をシミュレーションし、日本の建物事情や災害形態に即した実践的なUSAR訓練を安全かつ効果的・効率的に推進できる救助訓練用設備「Rescue Training Module」を開発した。

この新設備を使った初めての訓練が10月6日、熊本県菊陽町の菊陽杉並木公園スポーツ広場で行われた。

菊陽町消防団救出・救助訓練
株式会社減災ソリューションズの開発した災害救助訓練用設備「Rescue Training Module」。建物倒壊・閉じ込め現場の状況を安全かつ効果的に再現・設定できるよう緻密に計算されており、今回の訓練では、木造家屋の倒壊状況を再現する「木造倒壊バージョン」が使用された。木造倒壊バージョンでは、両サイドに配置しているアウトリガーの高さ設定を変更することにより、倒壊した1階部分の隙間の高さ・角度などを自在に変更できる。
菊陽町消防団救出・救助訓練
潰れた1階部分には要救助者となる3体のダミー人形が設定されている。

次のページ:
災害対応経験が豊富な人材が開発

Ranking ランキング