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国内初導入!
マギルス社製空港用化学車
ー中部国際空港ー
中部国際空港セントレアは、空港用化学消防車に「HRET車(エイチレット)」を導入。マギルス社製は国内初導入となる。
写真◎中部国際空港提供
マギルス社製国内初導入、空港用化学消防車「HRET車」
中部国際空港株式会社は、セントレアにおける万が一の航空事故が発生した際にいち早く現場に到着し消火活動を実施するために配備している消防車両の更新を進めている。
この度、従来の空港用化学消防車を更新し、高位置対応進展型放水銃(HRET)を備え、より多様で有効かつ効率的な消火活動が可能なドイツ・マギルス社製の1万2500L級HRET型空港用化学消防車(HRET車)を開港以来初めて導入し、8月より運用を開始すると発表した。マギルス社製HRET車の日本での導入は中部国際空港が初となる。
また、同空港では今後、2台目のHRET車も従来車両の更新車として導入し、2024年度中の運用開始を予定しており、「これからも安全な空港運用に努め、安心して利用してもらえるように取組みを進めていく」としている。
このHRET型空港用化学車の詳細は8月9日発売の「Jレスキュー9月号」にて、さらに紹介する予定だ。
◆HRET型化学消防車の特長
・ブームで接近消火…風の影響を低減、水・消火薬剤を有効かつ効果的に使用
・ピンポイント消火…後方やブラインド箇所、エンジン等の火災に対する直接消火
・内部消火…穿孔ノズルを機体貫通させ、内部放水が可能
・車両乗車での活動範囲が拡大 …消防隊員の負傷リスクの低減し安全性が向上
◆導入車両:ドイツ・マギルス社製1万2500L級空港用化学消防車(HRET車)1台
◆配備場所:中部国際空港セントレア 空港消防所
◆運用開始時期:2024年8月