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【令和6年能登半島地震】
「DRT JAPAN 新潟」「ONE TOHOKU」は新潟へ
2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震では、震源地となった石川県以外も被害が出た地域が多くある。そのうちの新潟県には、消防職員の有志で活動する「DRT 新潟」と「ONE TOHOKU」がボランティアでガレキの撤去などを行っている。
レポート◎藤田廉太郎
液状化や重量物の倒壊による被害が出た新潟県
現在、消防有志で新潟市西区へ災害支援のため活動中である。
新潟県では能登半島地震によって2000棟程度に被害が出ており、液状化による被害も確認されている。
特に、ブロック塀倒壊や灯籠などの重量物の倒壊など、屈強な消防士でもマンパワーが複数名必要な事案が発生している。時にUSARスキルも必要とされ、改めて全消防官にUSARスキルはスタンダードにすべきであると感じている。
重機についても手配はされているものの、被害を受けた範囲が広く、マンパワーが必須な状況である。
ニーズがある限り災害支援活動を続けていく
今回は、新潟災害支援において中心となり活動のコーディネートを行っている、長岡市消防本部の森山慎一郎さんに話を伺った。
「新潟県は石川県よりも被害は少ないものの、地区によっては甚大な被害を受けているところもある。我々DRT-JAPAN新潟は、災害支援の技術系ボランティアとして東北各地を中心とした消防有志団体(ONE TOHOKU)と連携して、積極的に活動していきたい。今までに、活動している中で多くの市民の方々に感謝され、中には涙を流される方もいた。私たちは災害の前では無力であるが、一つ一つできることを実践し、少しでも被災された方の悲しみや苦しみを軽減できる一助になりたい。災害支援活動はニーズがある限り続けていくつもりである」
改めて、プライベートでも活動を続けている消防有志の活動は必要不可欠であると感じてならない。