News
消防関連製品も出展! 危機管理産業展2023
横浜市消防局が考案した資機材
株式会社福原鋳物製作所と横浜市消防局が共同開発した「マルチセーフティーボード」。防火水槽のふたを開けて消防ポンプ自動車などの吸管を取り付けた際に、転落や転倒を防ぐために使用する。材質はABS樹脂で耐荷重が150kgであるため、個人装備を着用した消防士が上に乗っても破損することはない。
横浜市消防局ですでに実証試験をしており、福原鋳物製作所が量産化へ向けた検討を進めている。
上空からの映像取得に特化したドローン
国産ドローンメーカーの株式会社AileLinXが出展した有線ドローン「HOVER EYE」。最大で高さ30mの上空から定点映像を取得するために使用する。一般電源(100V・15A)で給電でき、有線で電力を供給するため長時間の使用が可能となる。火の見やぐらとしての運用に特化した製品。福山地区消防組合消防局と共同で開発を進めている。
消火弾を発射可能なドローン
株式会社ニッカフィンテクノは、ドローンを使用した消火弾を発射するソリューション「POSEIDON FFDS-10」を紹介。韓国のメーカーが開発した、ガスを用いて弾を発射するランチャーで、ガラスを破砕するための弾と液状消火剤を封入した弾、粉体消火剤を封入した弾の3種類を発射する。ランチャーと弾の重量を積載可能なドローンであれば搭載が可能だ。
ビルの高層階などでの使用を想定しており、韓国の消防組織と開発中の製品を参考出展した。