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【コラム】東京消防庁本部庁舎の高さは「119メートル」だった。
東京消防庁本部庁舎の高さが「119」メートルって知ってましたか?
写真◎編集部
世界最大規模の消防機関である東京消防庁。東京・千代田区大手町に東京消防庁本部庁舎がある。
実はこの本部庁舎の高さが緊急通報用の電話番号「119」と同じで、「119」メートルなのをご存じだろうか?
現在の本部庁舎が完成したのは、昭和51年(1976年)年3月で竣工から46年以上が経過している。通信装置等を設置しているアンテナは鉄塔本体までの高さは111メートルで、建設当初はその鉄塔の上に7.5メートルの避雷針をつける予定であった。しかし、消防の広報効果も考えた結果、避雷針を50センチ長い8メートルに設計を変更し、「119」メートルの高さになった。
ちなみに、ビル本体は、地上14階、地下3階、高さ約61mである。
さらに、東京消防庁本部庁舎は老朽化に伴い、新施設の整備を進めている。建物は60m以上の高さになる見通しで、現庁舎の敷地内にある丸の内消防署も含め一体的な整備を進める。また、DX推進や働き方改革の動向をみながら、防災対策を強化し、都民の安全確保と質の高いサービス提供に貢献する防災拠点を目指している。