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栃木県内初! 選抜された消防隊員で構成された「特消隊」

栃木県小山市消防本部は、令和5年4月1日より栃木県内では初となる特別消火隊を発足させた。

情報提供◎小山市消防本部
(Jレスキュー2023年5月号掲載記事)

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小山市消防本部は、令和5年4月1日より新型消防車の更新と合わせて栃木県内では初となる特別消火隊を発足させた。

特別消火隊とは、消火に関する知識、技術を評価した上で選抜された隊員で構成され、圧縮空気泡消火装置や放水銃等を搭載し、さらに多種多様な消火ノズルのほか、共通バッテリーの油圧救助器具や切断器具などの各種救助器具を積載した、水槽付消防ポンプ自動車II型を運用する消火隊。現場対応のほか、消火戦術の研究や教育も担当し、時代に即した消火戦術の実践と組織全体の消火技術向上を目指していく。

消防隊
選抜された特別消防隊。
消防隊
水圧換気ノズル「コブラ」を使用した訓練。栃木県内の消防本部では初の導入となったコブラは、水を噴射する負圧によって建物内の濃煙熱気を除去する。火点室開口部に設置する事で濃煙熱気の除去以外にも屋内進入時の視界確保、抑制ノズルから天井付近の高温層への放水によるフラッシュオーバーの防止等が安全かつ迅速に行える。
消防隊
「スーパーピアシングノズル」を使用した訓練。超硬・錘状ノズルヘッドで壁面や床を貫通させ、先端から消火用水や消火剤を注入する。中央のスライドハンマーを移動させることによって破壊能力を高めて筒先を貫通させる。開口部の少ない建物に対して、開口部を作りそこから冷却の消火用水を注入する。
消防車
新型車両へと更新された水槽付消防ポンプ自動車II型。
栃木県小山市消防本部は、令和5年4月1日より栃木県内では初となる特別消火隊を発足させた。
情報提供◎小山市消防本部 (Jレスキュー2023年5月号掲載記事)

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