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日本ドライケミカルが広島市消防局へ「火災抑制剤放射器」を寄贈
防災機器メーカーの日本ドライケミカルは4月21日、先進7ヵ国首脳会議(G7サミット)の開催を管内に控える広島市消防局へ、火が燃え広がることを防ぐ「火災抑制剤放射器」を寄贈した。
写真◎日本ドライケミカル提供
同社が開発した火災抑制剤放射器は、ガソリンなど可燃性液体に使用するもの。対象に泡状の薬液を放射することで蒸発や着火を抑制し、火災を未然に防止できる。ガソリンスタンドや交通事故現場などで燃料が漏れてしまった場合や、可燃性液体による放火に対して着火を抑えることが期待される。
同日には寄贈式が行われ、同社の遠山栄一社長から広島市消防局の勝田博文局長に同品が手渡された。
遠山社長は「G7が開催されるということで、こういう機器があることによってテロなどの抑制効果になるでしょうし、いざというときに使っていただければ大きな事故を防ぐことができる」と、寄贈の意図を述べた。
同品はG7サミットの期間中に各国の首脳が移動する場所へ配備される。