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ロープレスキュー大会「GRIMP JAPAN 2025」開催
国内外の消防士が技術競う

2025年2月16~18日の3日間、香川県丸亀市内でロープレスキュー国際大会「GRIMP JAPAN 2025」が開催された。

写真◎森位敦樹(特記を除く)

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丸亀城周辺や遊園地を使用した実際に起こり得る事故の想定

2025年2月16~18日の3日間、香川県丸亀市内でロープレスキュー国際大会「GRIMP JAPAN 2025」が開催された。同大会には国内各地の18チームと、海外から6チームが参加。日ごろの訓練で培った技術を駆使し、大会事務局が用意した13種類の想定に挑んだ。

初日は今治造船丸亀事業本部の乾ドックを使用したダイナミックな2種類の想定。2日目は丸亀市の中心部にある「丸亀市民ひろば」周辺と、市民野球場「レクザムボールパーク」で合計5種類の想定が行われた。そして、大会最終日は同市内のテーパマーク「NEWレオマワールド」の園内と周辺を利用した6種類の想定が実施された。

優勝したのは、採点結果が同点になった2チーム「JAPAN WEST 9PM」と「TRIC」、これに続く3位が台湾から挑戦した「KRRT」という結果になった。

この大会については、4月10日発売予定の「Jレスキュー2025年5月号」でも詳しくお伝えします!

大会フォトギャラリー

大会初日

GRIMP JAPAN 2025
今治造船の乾ドックを使用して、高さ100mの登はんが要求される想定。(写真/GRIMP JAPAN)

大会2日目

GRIMP JAPAN 2025
丸亀城を望む「丸亀市生涯学習センター」の屋上を利用した低所救助想定。
GRIMP JAPAN 2025
「丸亀市生涯学習センター」では外壁を利用した想定も実施された。
GRIMP JAPAN 2025
高さ約30mある「レクザムボールパーク」の照明灯内に要救助者がいるという想定。
GRIMP JAPAN 2025
「レクザムボールパーク」の外周を利用した低所救助の想定。宙吊りの要救助者(写真では担架に収容)ともう1名の取り残された要救助者(写真右の女性)を救助するもの。
GRIMP JAPAN 2025
丸亀市消防本部の敷地内で行われた酸欠救助の想定。空気呼吸器を背負い、斜め移動のトラッキングラインシステムで要救助者の上にアクセスしてから、接触を試みる。

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大会3日目

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