高性能救助車「ウニモグ」 静岡県警察本部

日本の消防車両

高性能救助車「ウニモグ」 静岡県警察本部

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高性能救助車
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ダブルキャブの後方は荷台で、幌を開放する。ここに被災者を収容するほか、部隊や資材を積載する。最大積載重量は2200kg。
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フロントバンパー上に設置されたフロントウインチ。PTOによる油圧式で、常用最大牽引力は4540kg。
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現在のウニモグは右ハンドル仕様も簡単に製作される。エンジンは総排気量5133ccで、最大出力は170kW/2,200rpm。前席2名、後席4名の乗車により最大定員は6名のダブルキャブ。悪路走行時に車軸がねじれてもキャブなどにダメージは及ばない構造になっている。
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シフトシステムはステアリングのコラム右側のコントロールレバーに集約され、トルクコンバーターのマニュアル操作も可能。悪路走行時でもハンドルから手を放さずにシフトできるよう考慮されている。
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ダブルキャブの屋上にはファンなどのエアコンの室外機が設けられている。
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全輪のホイールハブ・ドライブのリダクションギアを介してタイヤに動力を伝達する、ウニモグ伝統の門型アクスルが高い最低地上高を可能にしている。
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前後の車軸はそれぞれ最大30度までスイングし、起伏の多い路面でも常に全輪が地面を駆動する。泥濘地などの悪路ではデフロック機構により容易に脱出可能。前後左右4個の強固なコイルスプリングが悪路による強い衝撃を受け止める。
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写真・文◎伊藤久巳 「日本の消防車2021」掲載記事

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