30m級はしご付消防自動車<br>さいたま市消防局

日本の消防車両

30m級はしご付消防自動車
さいたま市消防局

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梯体
30m級はしご付消防自動車 さいたま市消防局
車体上面を前方からふかんする。梯体はマギルス製DLK23-12CS型30m直進式。
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バスケット側から梯体を見る。基部から伸びてきた伸縮水路管がバスケット手前で梯体の横へと出ていく。
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中央から水路管が出る梯体基部。基部操作台は梯体の左側に設置されている。
バスケット
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梯体の先端のバスケット。最大荷重は270kg。バスケットの出入り口として左右両側の斜め前方が開放する。ただし、向かって左側は下部に電動放水銃があるため、出入り口は高い位置にある。
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バスケットの支柱に設定された緩降機。バスケットが降下面から高い位置にしか設定できない場合に使用する。
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バスケット上の左右には支柱にストレッチャーサポートを設定することにより、サポート上にバスケット担架を固定することができる。
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バスケット内のコンセントにより車載の大型照明装置を点灯させることが可能。
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バスケット内の操作盤。基部操作台と同様、左手が起伏、左右旋回、右手が伸縮。液晶モニターには風速計の値などバスケットの状況が表示される。なお、はしご操作軌跡記憶装置により何度も同じ動作を繰り返したり、バスケットを建物に接近した状態で上下に垂直移動させることも可能。
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高い位置にバスケットがある場合はバスケット前面に収納された昇降はしごを出入り口下へと横移動させ展張する。バスケット前面と左右のLED式照明を点灯した状態。
梯上放水
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バスケットからの梯上放水。写真では基部操作台にもバスケットにも1名ずつ乗った状態だが、電動放水銃を基部操作台から遠隔操作し、バスケットを無人状態にすることも可能。
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消防隊が水槽付きポンプ車を水利部署し、左右の放水口からはしご車後部の中継口にホース延長した状態。これだけで梯上放水が迅速に行える。
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バスケットの電動放水銃からの放水。2口の中継口からの送水により、全伸梯したバスケット上からの梯上放水でも安定した放水が可能。
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マギルス製30メートル級はしご車を運用するさいたま市消防局桜消防署特別救助隊。写真左から
消防司令・秋吉勉隊長、消防司令・佐藤慎也副隊長、消防司令補・坂本大、消防士長・明比務
消防副士長・飯野啓太、消防副士長・大沢健人、消防副士長・加藤大貴。(取材当時)
三面図
30m級はしご付消防自動車 さいたま市消防局
消防司令補・小川重治主査(左)消防士長・罍嘉人主任(右)

消防司令補・小川重治主査(左)消防士長・罍嘉人主任(右)さいたま市消防局警防部 警防課 装備係

装備担当者(取材当時)

30m級はしご付消防自動車 さいたま市消防局
【SPECIFICATIONS】

車名:日野
通称名:プロフィア
シャーシ型式:QPG-FH1ALDA改
全長:10200mm
全幅:2490mm
全高:3270mm
ホイルベース:5300mm
最小回転半径:8.1m
車両総重量:16750kg
乗車定員:6名
原動機型式:A09C
総排気量:8866cc
駆動方式:4×4
はしご最大地上高
(連数・節数):31m(4連)
梯体機能:バスケット、伸縮水路管
配備年月日:平成29年2月28日
艤装メーカー:モリタテクノス

さいたま市消防局 桜消防署(埼玉県)
写真・文◎伊藤久巳 日本の消防車2018年掲載記事

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