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30m級はしご付消防自動車　名古屋市消防局

2022.10.30

30m級はしご付消防自動車　名古屋市消防局

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目次

バスケット
縦横無尽に動く電動放水銃
ラダー
キャブ
収納庫

バスケット

先端屈折機構を活用して、屋上に架梯する。

屈折部分を伸ばせば、要救助者の救出がスムーズに行える。

マイナス角度への伏梯も可能で、中川消防署の管轄地域内にある河川での救助事案にも対応できる。

折り畳み式のタラップを展開することでも乗り降りが容易になる。

バスケットの操作部。左右にジョイスティックがあり、はしごの旋回などもバスケットで行える。

縦横無尽に動く電動放水銃

電動放水銃基部の白いボックスが左右に旋回して角度を決定。

筒先が上下に動き、放射角度の調整が可能。

ラダー

全伸梯したはしご車。最大30mまで伸びる。

最新式は、写真のように基部操作台の座席が梯体の角度に応じて自動で傾き、梯体を操作台から視認しやすくなる。

梯体の基部ターンテーブル。

3軸のうち後輪最後軸が駆動する後軸ステアリング機構により、狭隘な道でも鋭角に旋回することができる。

キャブ

四角く広々としたキャブ内部。前方にバスケットが飛び出していないので、運転席からの視認性が良い。

サイドのウインドウも大きく、周囲の安全確認が容易。（写真は取材用に3名が搭乗）

後方扉からも車内が広々としていることがわかる。

後方座席も広々としている。名古屋市消防局では空気呼吸器を座席の後方に積載する仕様を検討していたが、今回は設計の問題で座席の前に呼吸器を積載せざるを得なくなった。

収納庫

スカート部の収納スペースにはホース、空気呼吸器、三角コーンを積載。

ガンタイプノズル、ホースブリッジなどを積載した右側面スカート部。

スカニア×マギルスを運用する中川消防署の消防隊。

消防車

【SPECIFICATIONS】

車名：スカニア
シャーシ型式：不明
全長：10580mm
全幅：2490mm
全高：3490mm
ホイルベース：4500mm+1350mm
最小回転半径：8.2m
車両総重量：18780kg
乗車定員：6名
原動機型式：DC13
総排気量：12730cc
駆動方式：6×4
はしご：30m（5連）
リフター：無
バスケット：有
先端屈折機構：有（屈折部伸縮式）
伸縮水路管：有
配備年月日：平成31年3月26日
艤装メーカー：モリタテクノス（マギルス）

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