救助工作車Ⅱ型<br>村山市消防本部

日本の消防車両

救助工作車Ⅱ型
村山市消防本部

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車上
救助工作車Ⅱ型 村山市消防本部
ルーフ部にはクレーン、三連はしご、収納ボックス、照明装置が整然と配置されている。通常はキャブのルーフにペイントされる対空表示は収納ボックスに描かれている。
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キャブルーフには丸型ストッパーを設定。三連はしごをこの円の中で車上伸梯すれば、どんな角度でもすばやく確実に設定できる。
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照明装置はケーブルレス油圧伸張装置を持つ湘南工作所製SLD-6000Uを装備。
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黒に塗装したユニック製UR-U304GRSKKには、白字で“RESCUE”をペイントした。
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庁舎の車庫の天井は低く、高さ制限があった。
キャブ
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メインスイッチを左側から右側に移動し独立、センターコンソールボックスの仕切りは自由に移動できるようにし、自動車用緊急保安炎筒やハンドライト、無線機などを収納。
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後部座席は空気呼吸器スペースを一席分潰し収納棚に。座面は跳ね上げ式、車内で出動準備を整えることも可能。
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手すりは夜間時も目立つオレンジ色にペイントして活動時の安全性を高めている。
車両後部
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後部のデッドスペースを活用した収納スペースには、可搬ウインチを格納。
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上部支点に加えて、傷病者のプライバシーを保護する待避所をブルーシートで設定するフックを側面に取り付けた。
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状況に応じて車両後部にも設定できる。
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夜間活動の安全性を高めるため、車体後部と側面の反射材も目立つように入れた。
運用部隊
救助工作車Ⅱ型 村山市消防本部
村山市消防署の救助隊員。(取材当時)
五面図
救助工作車Ⅱ型 村山市消防本部
装備担当者

装備担当者

3年がかりで仕様書を磨き上げ、救助工作車に細かいアイデアを盛り込んだ村山市消防本部救助係長の大地紘太消防司令補。(取材当時)

救助工作車Ⅱ型 村山市消防本部
【SPECIFICATIONS】

車名:日野
通称名:レンジャー
シャーシ型式:2KG-GX2ABA
全長:7590mm
全幅:2320mm
全高:3080mm
ホイルベース:3790mm
最小回転半径:6.5m
車両総重量:10580kg
乗車定員:6名
原動機型式:A05C
総排気量:5120cc
駆動方式:4×4
クレーン:ユニック製UR-U304GRSKK(2.9t)
ウインチ:ロッツラー製TR030/6
(常時5t)
照明装置:湘南工作所製SLD-6000U
配備年月日:平成29年12月5日
艤装メーカー:帝国繊維

村山市消防本部 村山市消防署[山形県]
写真・文◎小貝哲夫 日本の消防車2019掲載記事

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