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座間市消防本部が病院に救急車を寄贈
地域医療と防災力の強化へ
座間市消防本部は2025年(令和7年)5月23日、医療法人興生会相模台病院に高規格救急車を無償で譲渡した。
情報提供◎座間市消防本部(神奈川県)
相模台病院に高規格救急車を寄贈
座間市消防本部が無償譲渡

座間市消防本部は2025年(令和7年)5月23日、医療法人興生会相模台病院に高規格救急車を無償で譲渡した。今回の寄贈は、地域医療の充実と災害対応力の向上を目的としたものである。
高規格救急車は、広い車内空間と充実した資器材収納スペースを備え、救急救命士による高度な処置を可能とする車両。同消防本部は令和6年度に救急車の更新を行い、非常用として運用していた高規格救急車の配置を見直した。その際に、相模台病院から「救急患者搬送専用車両として有効活用したい」との要望が寄せられた。
相模台病院はこれまで、市職員や消防職員の健康診断や救急救命士へのワクチン接種などで協力関係を築いてきたほか、県北・県央地区MC協議会では中心的な役割を担い、病院と消防の連携強化、救急医療体制の質の向上に貢献している。
今回の寄贈により、相模台病院から他の医療機関への転送搬送や、大規模災害時の傷病者搬送など、地域の救急・防災体制のさらなる充実が期待されている。
同消防本部は、「病院と消防が一体となり、市民の安全・安心を支える体制をより強固にしていきたい」とコメントしている。