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令和7年度 東京都・羽村市・日の出町合同総合防災訓練
令和7年度東京都総合防災訓練が、8月30日(孤立地域対応訓練)と31日(救出救助訓練)の2日間にわたり、羽村市と日の出町の2会場で実施された。訓練の様子と参加消防車やヘリコプターもあわせて紹介する。
写真◎編集部

令和7年度東京都総合防災訓練が、8月30日(孤立地域対応訓練)と31日(救出救助訓練)の2日間にわたり、羽村市と日の出町の2会場で実施された。
羽村市の堰下レクリエーション広場で行われた孤立地域対応訓練では、大規模地震によって橋の崩落や土砂崩れが発生し、地域が孤立するという想定で訓練が展開された。東京消防庁航空消防救助機動部隊(エアハイパーレスキュー)は大型ヘリで部隊を現地に投入し、埋没した建物から要救助者を救出後、中型ヘリで搬送された。その後、大型ヘリで小型査察広報車(ジムニー)を空輸し、孤立区域内での情報収集を行った。
続いて海上保安庁特殊救難隊がヘリで到着。エアハイパーレスキューと連携し、倒壊建物での救助活動を実施し、救出した要救助者1名を海上保安庁のヘリで搬送した。さらに、情報収集中の小型査察広報車は老人ホームで発生した傷病者を救助。搬送は警視庁のヘリが担った。
物資輸送では陸上自衛隊が孤立地域に物資輸送し、ドクターヘリによる傷病者搬送も行われるなど、多機関連携による実践的な訓練が展開された。
孤立地域対応訓練





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大型消防ヘリコプターが「ジムニー」を空輸する!