警視庁「災害警備総合訓練2025」<br>道路陥没事故やロープ救出も想定!

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警視庁「災害警備総合訓練2025」
道路陥没事故やロープ救出も想定!

警視庁は2025年6月12日、東京都江戸川区で「令和7年 災害警備総合訓練」を実施した。

写真・文◎伊藤久巳

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多様な想定に基づいた救出・救助訓練

警視庁は2025年6月12日、東京都江戸川区にて「令和7年 災害警備総合訓練」を実施した。台風やゲリラ豪雨などの災害シーズンを控えた今時期恒例の訓練で、今年も風水害対応を主眼に、道路陥没による多重衝突事故や高所からの救出救助等、多様な想定に基づいた救出・救助活動や通信運用の訓練が展開された。

当日は、迫田裕治警視総監が査閲官として臨場し、「都民、国民の生命・身体・財産を守るという強い使命感のもと、大規模災害への備えを徹底してほしい」と訓示を行った。

警視庁「災害警備総合訓練2025」
つるべ救助で救出を図る警視庁第四機動隊。
警視庁「災害警備総合訓練2025」
警視庁本部庁舎からヘリコプターで駆け付けた迫田裕治警視総監。「諸君一人一人が都民、国民の生命、身体、財産を守るという強い使命感の下、首都直下地震や局地的な風水害など、起こり得るさまざまな大規模災害の発生を想定の上、必要な準備を徹底されたい」と訓示。

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多重衝突事故と道路陥没

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